【魔法格闘系小説】『戦途-暗黒の戦い』第二章(巻一)
第二章:母の葬式、空の涙。\巻一\「ごめんね、、、冥、パパは遅くなった。」神風月は妻の遺体のそばに座り、冥を抱きしめながら涙を流した。\「パパ……」\「ん?」\「お母さんの葬式の準備をしよう……もうすぐ夜が明ける。」そう言いながら、冥は神風月の手を振りほどき、自分の寝室へ歩いて行った。その足取りはとても頼りなかった。\神風月は彼を送ろうとしたが、ためらった。さっき息子の「これはあなたのおかげだよ」という言葉が心に刻まれており、もしかすると神風冥はもう自分を許さないかもしれないと思ったのだ。\「月様!大丈夫ですか?あまりにも早すぎて、私たちはついていけませんでした。あれ?血……」外から数人の軍官の声が聞こえ、すでに庭まで来ていた。\「大丈夫だ、心配しなくていい。皆は城主に、今日は私が一日休むと伝えてくれ。」神風月は声を聞き、部屋から出て庭に出た。\「承知しました!失礼いたします!」\軍官たちが去った後、神風月は遠くのほのかに明るい空を見つめ、自言自語した。「今日……雨が降るのだろうか?」\部屋の中、ベッドに伏し、泣いている。「お母さん、、復讐してみせる、強くなるんだ!、、強くなるんだ!」そう言いながら、腕で体を支え、ベッドに膝をついた。少年の憎しみの涙がベッドシーツを濡らした。\「ふぅ~、走るのが早くて助かった~、変身術も間に合って良かった、さもなければ本当に無残な死体になっていただろう。」ミシュールは遠くの木の上から神風冥の家を見つめ、先ほど神風月と戦った場面を思い返していた。神風月が目の前に現れたとき、ミシュールは状況が不利だと認識し、短い時間で魂を肉体から抜き出した。遠くへ避難した後、魂の復活によって再び体を得た。\「ふむ~、任務は達成できなかったな、先に戻って魔尊様に報告しよう~」\六時、天は曇り始めた。部屋の中、冥の母は神風月により白布で覆われていた。神風月は一本の煙草に火をつけ、一口吸った。腕を組み、遠くの空を見つめる。心の中で妻との数々の美しい思い出を考え、涙があふれた。\「魔尊か?お前を絶対に許さない。」\城主の執務室にて。\「なんですって?月が休みを取る?」城主は報告を聞き終えると、手に持っていた本を閉じた。\「はい!でも……」\「でも、何だ?」城主は報告をする軍官を見つめた。\「はい!でも、私が月様の家の庭に血の跡を見ました。」部下は月大人には特に問題がないことを見ましたが、月大人の妻と子供たちは……それに、部下は月大人の顔色がどうも無理しているように見えました。\「そうか、一度準備をして、私たちで月大人の家に見に行こう。」\「はい!」\「冥!まだ寝ているのか?起きないと、母さんの葬式に雨が降るぞ、今日は天気が悪い。」神風月は神風冥の寝室のドアを叩き、低い声で言った。\「ギィ--」神風冥はドアを開け、背の高い父親を見上げた。\神風月は冥の頭を撫で、「今日…………」\「わかってる……」冥はそう言い、月のそばから離れた。\神風月は、この六歳の少年の後ろ姿を見つめた。ほんの数時間前、彼のせいで、この子は母を失ったのだった。\巻一:完
