《なるほど…あの年に》

オリジナルポスター: とても ビュー: 189 返信: 1 で投稿される: 2013-04-22 20:55:47
私はぼんやりとした記憶で
あなたの顔を描く
でも夢に見るのは
夢であなたの船が
風に乗って去っていくあの海岸
歳月は昼夜を巡り
太陽は転がる車輪のように
私が夢に見るのは
夢であなたが船のへさきを立ち
私に手を振る姿だけ
そして
そして白い雲の間に消えていく
あの年
あなたの目は
静かで穏やかな夏を宿し
木陰で猫を抱いてうたた寝する
私はあなたの膝に頭を置く
その時、少年は
枝葉で映る明るい緑しか見えず
楽しさと愛おしさの間で
立ち止まり
垂れた一つのキスさえせず
心の中の一言もあなたに言わず
聞くのは
指先が指先に触れる音
風に切られ
私が見るのは
私が見るのは
あなたが船首に立ち
どんどん遠くなる姿
どんどん遠くなり
消えていく
私の足を阻む水の向こう側に消えていく
空と海の間で
私は夢中で待ち
夢中で願う
夜と昼……
海水が引き
芳しい草が空に続き
腰までの草の茎の下に埋まっているのは
あなたの船
そうだった
そうだった、あなたは決して遠くに行ったわけではなかった……
若き日のためらいが
私たちの共に歩む足を阻んだのだ
それから
青空と人の世
そうだった、
あの年……
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