涼しい夜風がカーテンを揺らし、
美しい旋律が心を打つ琴の弦に乗って、
そっと、
私の窓辺まで漂ってくる。
淡い音符の中には再会の困難があり、
私は海の片隅に、あなたは涯の天辺にいて、
その間には万の水と千の山が隔たっている。
唯一できることは、
ただ夜空を見上げてため息をつくことだけ。
あなたは今日がどんな夜か知っているだろう、
牽牛星と織女星は手を取りあうことができる。
年に一度の出会い、
ただ時間が短すぎることを恨むばかり。
漆黒の夜空、
何も見えないけれど、
私は信じている、
牽牛星と織女星は手を取りあい涙目で見つめ、
苦しい思いを語り合っているんだと。
しかし儚い時間は、
川を隔てた思慕の苦しさをどうして補えるだろうか。
歌声は次第に遠ざかっていくように見え、
悲しみを帯びて、遠くへ漂っていく。
あなたは聞こえているだろうか?
この七夕の夜に。